2月14日―水餃子と僕―

「はいこれ、水餃子」 僕は酷く困惑している。今日は2月14日。詰まるところバレンタインデーというもので、僕を含めた世の男子はそれなりに期待をして学び舎へと足を運ぶ訳であるが、期待と言うのは毎度毎度裏切られるものである。しかし今年は裏切られる方角が全く異なっている。女の子から、確かに貰った。僕は貰ったの…