映像研とムラムラタムラとBANG! BANG!バンクシーズ!には手を出すな(1月19日~1月25日:ポップカルチャー週報)
週報です。今日は2/4ですが、この週報は1/25までの分です。すでに1週以上の遅れ。なぜかというと、単純に1週間で発表されたコンテンツが多すぎるんですよね。1週間のコンテンツを見るのに10日以上かかっている。これはコンテンツ負債ですよ。どこかで追い切れなくなってTVerの視聴期限が切れてしまう。バラエティ番組を倍速で見ながら、それは違うんじゃないか?と思う日々であります。
映像研には手を出すな!第3話
第3話も素晴らしかったですね。すでに傑作アニメの予感。Twitterでみんなが裏話でいろいろ盛り上がっている雰囲気も含めて最高です。第3話はコンテ演出作監原画を担当した五十嵐祐貴さんの熱さに注目しながら見ていました。
今回全体220カットで、普通のアニメより100カット近く少なくしました。浮いたお金をプール金として、担当原画マンに上乗せしたりしましたね。メタ的でしょ。
— いが (@y50rashi) 2020年1月19日
アニメ・特撮好きでなくとも楽しめる要素がたくさん入っていて、例えば姫路モノレールの大将軍駅が出てきたり、ラーメンを食べるとこのループの可笑しさだったり、ちょうちょだわっしょいだったり、たぬきだぱんぱかだったり、何度も見返したくなる回です。細かいとこは細かいし、荒いとこはとことん粗い、みたいな作りが本当に愛おしい。見やすい時間帯に再放送が決まったので、僕は正座して見ます。だだーん。
有田ジェネレーション「アングラ芸人2020」
有田ジェネレーションの「アングラ芸人2020」は、ムラムラタムラ(と小峠さん)のスパークぶりに震えました。もっこりからのりーもこちゃん。
正直何回見たかわからないです。2020年一番笑った10分間でした。芸人たちが本気で声出して笑っているのがいいですね。そして、大喜利にも強いムラムラタムラ。
今一番生で見たい芸人さんです。異論は認めません。
怒りメシとあちこちオードリーのCreepy Nuts
Creepy Nutsと三四郎が街ブラロケを行い、なぜかCreepy NutsがMCをする番組、怒りメシ。本当に面白かった。R-指定はMCだけでなく即興ラップも行う酷使ぶりで、しかも珍しく弄られ役に回ってました。
怒りメシ|民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」- 無料で動画見放題
ラジオのノリを出せる規模感の番組で超面白かったです。三四郎にHIPHOPの知識がもう少しあればとは思ったけれど。どうしてこの番組が新潟テレビと山口朝日放送の共同制作なんだ。TVerで結構長い期間見られる。ありがたい。
そんなCreepy Nutsは1/17、1/25のあちこちオードリーにも登場。バラエティ番組は台本にBPM書いていてほしいという話で大盛り上がり。ハネまくるDJ松永に対抗するように上手いこと言う銀シャリ・橋本と、「BPMってなんなん?」と聞く鰻のギャップが良かったです。Creepy Nutsは世界一需要でいろんなテレビに出ているのだけれど、賞レースで優勝していろんなテレビに出るって、お笑い芸人みたいなことやってるな。さすが第7世代。
THREE THE HARDWARE 3-5「キングユリコ」
tofubeatsが自腹でやってる新感覚音楽制作バラエティ、THREE THE HARDWAREシーズン3もついに完結。神回だと言い切れる凄い展開になってました。挑戦者はBANG! BANG!バンクシーズ!のピアノ男&isagen、From UK STUDIO。ひたすらふざけまくるも、合間合間で根の真面目さが出てしまうピアノ男さんが愛おしい。ガヤの声が聞こえるスタイルも完璧でした。機材操作の習得と演奏と構成を同時並行で行わなければならないTTHWは2人スタイルの方がいいのかもしれない。年末特番の名に相応しい、素晴らしいシリーズでした。
THREE THE HARDWARE 3-5「キングユリコ」
あるあるとノリノリのラジオ、ハライチのターン
ハライチのターン。招き猫モデルのG-SHOCKを質の良い招き猫あるあるを送ってきたリスナーにプレゼントする企画を開催。さすが、あるあるに毒されたラジオのリスナーは強かった。「クイズ番組の間違い探しで招いている方の手が逆という問題にされがち」「ヒロインが怒って物を投げつけるときによく見ると混じっていがち」が驚異的なあるある。
それから、ノリノリのターン(もしくはノリノリなターン)がブラッシュアップされてどんどん面白くなってきました。岩井さんが1週間でかなり設定を固めてきた。澤部さんは「ノリツッコミ」と同じくらい「乗らないツッコミ」も真骨頂だと思うのですが、こういうくだらないコーナーではその乗らなさがハマってます。
裁判所の重要性が分かりますね
ゴッドタンの「腐り芸人セラピー」はかもめんたる回。キングオブコント2013の優勝が鮮烈だったコント師ですが、劇団かもめんたるの旗揚げ、キングオブコントの敗退、かもめんたるラジオでの喧嘩事件などがあり、現状ではかもめんたるでの仕事はほとんどない状態。劇団かもめんたるは岸田國士戯曲賞候補にノミネートされ絶好調ですが、本当はかもめんたる2人でもっとコントがしたい槙尾さん。それに対し、コントに熱い板倉さんの言葉が突き刺さる。
とはいえ、かもめんたるも数年前よりは良い状態になっているからこそこの企画ができたのかなと思いました。かもめんたるのコントは本当に天下一品ですし、テレビでネタを満を持して披露できるチャンスはもっとあるべき。
よし、芸能人になったから、街を歩こう。
そろそろにちようチャップリン「2020年に売れる!伸びしろ芸人」は、相変わらず芸人のセレクトが信頼できる。そりゃコントのアンガールズ田中さん、漫才のスピードワゴン井戸田さんの目利きだもんな。はなしょー、東京ホテイソン、錦鯉、ラランド、そいつどいつ、ファイヤーサンダー、マッハスピード豪速球。事務所も関係なく本気のセレクト。ラランド、テレビ出演も増えてきてネタも盤石でサイコーです。
そいつどいつはKOC2020決勝進出が内定している勢い。でも、脱出ゲームもすっぴんも漢字も使えなさそうなのが痛い。やっぱりKOCは過去ネタも使えるようにしようよ。
ドミューにに
長谷川白紙がDOMMUNEに登場した『ドミューにに』マジで最高でした。TomadさんのDJから長谷川白紙の生ライブが抜群。長谷川白紙、演奏が上手いわ~。
次週はとにかく楽しみな相席食堂のハライチ岩井回があるので、強く生きていきましょう。書いてる時点でもう見終わってますけど。